真言を唱え始めて、朝の感覚が変わった話

【整えている途中の記録 】

正直に言うと、
最初は「何か良いことが起きたらいいな」くらいの軽い気持ちだった。

真言を唱え始めた理由も、
強い信仰心があったわけじゃない。
不安が消えなかった。
考えすぎて、頭が休まらなかった。
だから、試してみただけ。

オンベイシラマンダヤソワカ。
声に出す日もあれば、心の中だけの日もある。
回数も決めていないし、時間もバラバラだ。

最初の数日は、
正直「何も変わらないな」と思っていた。

でも、数日経ったある朝、
ふと目が覚めた時の感覚が違った。

何か劇的なことが起きたわけじゃない。
不安がゼロになったわけでもない。
ただ、
「起きた瞬間に、余計な考えが始まっていなかった」

いつもなら、
目が覚めた瞬間から
支払いのこと、仕事のこと、先のことが頭に流れ込んでくる。

その日は、少しだけ静かだった。

それに気づいた時、
「これかもしれない」と思った。

真言を唱えたから運が良くなった、
という話じゃない。

たぶん、
頭が“元の位置”に戻る時間が
ほんの少し早くなっただけ。

それでも、自分にとっては大きかった。

朝が変わると、
一日の始まりが変わる。
一日の始まりが変わると、
その日の扱い方が少しだけ丁寧になる。

まだ不安はある。
状況が全部良くなったわけでもない。

でも、
「戻れる場所が一つ増えた」
そんな感覚は、確かにある。

これは結論でも、教訓でもない。
ただの途中経過。

また何も感じなくなる日も来ると思う。
それでも、しばらくは続けてみようと思っている。

今はまだ、整えている途中だから。

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