― 潜在意識より先に、行動が変わった ―
潜在意識の話は、これまで何度も聞いてきた。
自己啓発の本も、それなりに読んだ。
読んでいる間は、少し楽になる。
「大丈夫だ」と思える瞬間もある。
でも正直に言うと、
多くは“慰め”で終わっていた。
理解はできる。でも、行動は変わらなかった
思考が現実をつくる。
潜在意識を書き換えれば未来が変わる。
理屈はわかる。
否定する気もない。
ただ、
次の日の自分は、だいたい同じだった。
焦る時は焦るし、
不安な時は判断を誤る。
「わかったつもり」にはなっても、
行動が変わらなければ、現実は動かない。
その違和感だけが残っていた。
考えるより先に、真言に戻った
そんな中で、
いつの間にか自分がやっていたことがある。
不安が強い時。
判断を急ぎそうな時。
何を選べばいいかわからない時。
考える前に、
「オン・ベイシラ・マンダヤ・ソワカ」
と、心の中で唱えるようになっていた。
意味を深く考えるわけでもない。
願いを込めるわけでもない。
ただ、
自分を元の位置に戻すために唱える。
気分ではなく、行動が変わった
ここが一番はっきりしている。
真言を唱えたあと、
気分が高揚したわけじゃない。
でも、
行動が変わった。
- 無駄に動かなくなった
- 焦って決める回数が減った
- 「今日は動かない」という選択ができた
- 自分を雑に扱わなくなった
結果として、
余計な失敗が減った。
派手な変化ではない。
でも、現実は確実に静かになった。
なぜ真言は「使えた」のか
後から考えると、理由はシンプルだった。
真言は、
思考を説得しない。
意味を信じさせようとしない。
呼吸とリズムで、
状態を先に整える。
潜在意識は、
言葉より状態に反応する。
だから
信じなくても使えた。
だから
行動が変わった。
慰めと、道具の違い
慰めは、その場を楽にする。
道具は、次の選択を変える。
真言は、
願いではなく
自分を雑に扱わないための道具だった。
行動が変わったなら、
それはもう自己啓発じゃない。
実践だと思っている。